かもめマシーン
『かもめ』
出演者オーディション開催

かもめマシーンでは、2020年9月末に北千住BUoYで上演予定の新作舞台作品『かもめ』の出演者オーディションを開催します。
A・チェーホフの名作として知られる作品であり、カンパニーの名前の由来にもなった『かもめ』。この物語を換骨奪胎しながら、「わたしたちはなぜ演技をするのか?」「わたしたちはなぜ演劇を必要とするのか?」という、根源的な問いをテーマとして作品を創作していきます。
今回、この作品に、そしてこのテーマに対して一緒に取り組む俳優・パフォーマーを募集します。
オーディションについて
『かもめ』を上演するにあたり、出演者を募集します。これまで数年間、我々は、清水穂奈美のソロパフォーマンス、あるいはごく少数の出演者による作品をつくり、小さな座組で、出演者およびスタッフと緊密に話し合いながら、時に喧嘩をしたり、怒られたり、アルコールとともに深夜まで議論しつつ作品を作ってきました。今回、初めてオーディションという形で俳優を募集します。
今回の『かもめ』では、かもめマシーンの清水とともに、前作『しあわせな日々』にも出演した伊藤新、そしてTheater Company ARICAの安藤朋子、矢野昌幸など様々な俳優たちが出演します。ただし、作り方としてはこれまでと同様、話し合い、ビジョンを共有しながら丁寧に(=不器用に)創作を進めていくことは変えません。
今回、テーマとして据えている「わたしたちはなぜ演技をするのか?」「わたしたちはなぜ演劇を必要とするのか?」、まだ茫漠としていますが、そんな根源的な問いを作品として引き受けるにあたっては、さまざまな視点が必要になります。そこで、「わたしたち」について考えること、そして、わたしたちが行う「演劇」という行為について考えること。そんな時間を共有できるパートナーとしての俳優と出会いたいと考えています。
つまり、一緒に悩み、沈黙し、派手に失敗したり、ごく稀にひらめいたりしながら、まっすぐではない時間を過ごしていきたいと考えています。
萩原雄太(かもめマシーン主宰・演出家)
かもめマシーン
2007年より活動開始。東京都を中心に活動。主な作品に、福島県双葉郡広野町の国道6号線で上演した『福島でゴドーを待ちながら』(11年)、日本国憲法をテキストとして、日本国内ツアーのほか、ルーマニアの演劇祭Temps D’ Images でも上演された『俺が代』、利賀演劇人コンクールで優秀演出家賞を受賞し、シアターコモンズ’18で上演された『しあわせな日々』(作:S.ベケット)など。

オーディション概要
日程
2020年1月4日、5日
場所:都内
※どちらかの日程で、1人30分程度を予定しています。
締切
12月25日23:59まで
※審査の上、12月28日までに結果をお知らせいたします。オーディション会場・日時などについては、審査通過者に別途お送りします。
稽古スケジュール(予定)
プレ稽古
3月~7月 週1日程度
本稽古
7月25日~8月 週4日~5日
9月~ 週5~6日
9月25~30日(予定) 本番
出演料
あり
応募条件
・18歳以上
・日本語でのディスカッションに支障がない方。
・プレ稽古になるべく参加できる方。
・7月以降、本番終了までの全日程に参加できる方。
応募方法
下記を明記のうえkamomemachine@gmail.comまでごメールにてお申し込みください。
・創作上のプロフィール(書式自由)
・顔写真
・オーディションNG日時(あれば)
・演技、パフォーマンスを通じて、あなたが取り組みたいこと(400字程度)
クレジット
作:アントン・チェーホフ
演出:萩原雄太
出演:
清水穂奈美、伊藤新(ダミアン)、安藤朋子(Theater Company ARICA)、矢野昌幸
ほか
舞台監督:伊藤新(ダミアン)、舞台美術:横居克則、照明:千田実(CHIDA OFFICE)
プロデュース:佐々木敦
製作:かもめマシーン、HEADZ
助成:(公財)セゾン文化財団
お問い合わせ・応募