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もしもし、

わたしじゃないし

『もしもし、わたしじゃないし』は、サミュエル・ベケットの作品『NOT I』を原作とした作品。コロナ禍において「オンライン演劇」を創作するにあたり、既存のツールにおける「身体性の欠落」を埋めるため、この作品を、電話を介した1対1の上演へと再構築した。

30分にわたって「口」によって語られる「あの子」の話に耳を澄ませながらも、観客は、時折挟まれる「もしもし」という言葉によって電話によるつながりを意識させられる。また、電話口で、直接耳に語りかけられることで、語り手の身体性は、直接的に観客の身体に働きかけていくだろう。

そして、複数の人々が共有する観客席ではなく、パーソナルな道具である電話を通じたやり取りは、演劇における「公/私」の概念を揺さぶる体験となっていく。

公演終了後には、参加者による座談会を開催。パーソナルな体験を少しだけ開かれたパブリックへと差し出し合うことで、新たなパブリックの姿を見つけていく。

上演歴:

2020年9月

2021年2月(TPAMフリンジ)





─── クレジット───


演出|萩原雄太

原案|サミュエル・ベケット「わたしじゃないし」(翻訳:岡室美奈子)

出演|清水穂奈美

舞台監督|伊藤新(ダミアン)

制作協力|清水聡美

主催|かもめマシーン

 

VIDEO: